青梅のニウギニ 国内唯一のパプアニューギニア料理店だが…「蕎麦」「コーヒー」の名店とも

SONY DSC 日本で唯一「パプアニューギニア料理」が食べられる店「ニウギニ」(アポ・ファニウファ・ホリグチ店主)が青梅市大柳町の寺、清宝院内にある。1年余り前からは、注文を受けてから店主自身が打つ「蕎麦」がじわじわとファンを集めており、「蕎麦とコーヒーの隠れた名店」との評判の声も上がっている。
店主のアポさん(49、本名非公表)は青梅市大門出身。かつては大道芸人として全国をまわっていたが、1999年からチベットやネパール、インド、タイなどを2年ほど放浪。一旦帰国し2002年、初めてパプアニューギニアを訪れ「ハマってしまった」という。そのときに訪れた村で「アポ・ファニウファ」の名前をもらい受け、以降毎年9月には「里帰り」している。
店を開いたのは11年10月。当初はパプアニューギニアで買い付けたコーヒーを提供するカフェにするつもりだったが、半年後には「パプアニューギニア料理が食べられる店」と認知されるように。徐々にメニューを整え、現在は「南国定食」(1500円)で現地の味を提供している。
リピーターが多いメニューは「いにしえ蕎麦」(1200円)。石臼で玄そば(殻のついたそばの実)をひき、十割で打つ。アポさんは「打ちたての香り高いそばを味わってほしい」と話す。
開店当初からの看板メニューで、アポさん自身が毎年現地で買い付ける「パプアニューギニア・ゴロカ・アラビカ・ブルーマウンテン」(500円)も人気。そのほか「ニューギニカレー」(1000円)や、「精霊スイーツ」(500円)などもある。
営業時間は正午〜午後6時。不定休なので、フェイスブックページなどで営業日を確認するか問い合わせを。問い合わせは050(1282)1799まで。(佐々木)