子ども劇場西多摩 食事と居場所を無料提供 「子どもの第三の居場所に」 フリーカフェ、か~もくの会運営

(特非)子どもと文化のNPO子ども劇場西多摩(小林裕子理事長)は先月9日、運営するコミュニティカフェ「K・T HALL GALLERY Burari café(ぶらりカフェ)」(青梅市勝沼)で、子どもに無料でランチなどを提供する「子どもFREE CAFÉ(フリーカフェ)」と、毎週火・木曜に子どもへ居場所や夕食の提供などをする「か~もくの会」を開始。スタートから約1カ月が経ち、徐々に浸透している。
東栄会(同市勝沼商店街)の取り組みで7年前に始まったぶらりカフェは、子どもから大人までが気軽に集えるコミュニティカフェ。今回始めたフリーカフェなどの新事業はWAM(独立行政法人福祉医療機構)の助成を受けて実施される。
フリーカフェは子ども(3~18歳)にランチやケーキセットを1日6食限定で無料提供するもの。定休日の月曜以外は午前10時~午後5時に毎日実施している(ランチは11時半~、小学生3年生以下は保護者同伴)。
か~もくの会は、毎週火・木曜午後5時~7時に開催しており、小学4年生~18歳が対象。12食限定で夕食(弁当)を無料で提供して参加者で一緒に食事をし、スタッフが学習サポートなども行う。2回目からの参加には保護者の署名を含めた登録が必要。
「フリーカフェは家庭や学校以外の第三の居場所として、子どもたちにとっての出会いの場になれば。子育て中の保護者の気分転換の場にもなると思う」と同NPO専務理事の川﨑由保さん。現在は平均で1日6食は提供されており、すでに浸透しているという。
小学校高学年以上に特化したか~もくの会は夕方以降の第三の居場所としての役割を担う。川﨑さんは「今のところ参加者が5~6人ほど。定員(12人)に余裕があるので、ぜひ参加してほしい」と呼びかけている。問い合わせは0428(24)8981、nishitama★gekijo.netまで。(佐々木)

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