指の温かさで色をなじませ描くアート あきる野 齋藤さん  18日、青梅でチョークアート講座

SONY DSCあきる野市五日市の齋藤映子さんは「デザインハウスピリカ」を主宰。モニークチョークアート協会(МCA)認定講師として、自宅アトリエや西多摩など近隣で教室を開催している。齋藤さんが描く作品はキュートでポップな絵柄が特徴的。「店内に置くと雰囲気が明るくなる」と評判を呼び、看板やメニュー、ウェルカムボードなどのオーダーなども相次いでいる。
デザイナーとして活動していた齋藤さんがチョークアートに出合ったのは7年前。「テレビで見てこれだ!とピンと来て」と、すぐに教室に通い始めた。14年にMCAプロコースを修了しチョークアーティストとしての活動を開始。16年には講師資格を取り、教室も開くようになった。
「色鉛筆などのようにただ描くだけではなく、指の体温でオイルパステルをなじませボード上で色を混ぜていく。まったく新しい感覚」とチョークアートの魅力を話す。「作品として眺めるだけでなく、実用的に使えるのもいい」という。
看板のオーダーも増えており「いろんな場所で自分の作品が飾られるのはうれしい」とも。「ゆくゆくはチョークアートで絵本を作ってみたい。多くの人に魅力を伝えていけたら」と夢を膨らませている。
教室は随時開催中。詳細はホームページ「デザインハウスピリカ」で検索。

※チョークアートとは
1990年にオーストラリア人女性、モニーク・キャノンが考案した近代アート。オイルパステルを使って黒など濃い色のボードに色を重ね、指でぼかし濃淡をつけることで立体感を出していく。触っても消えないように加工し、店舗の看板やインテリアなどに使うこともできる。

18日に夏☆チョークアート講座
齋藤さんが講師を務める「夏☆チョークアート講座」が18日午前10時~正午、青梅こども未来館(青梅市東青梅)で開催される。先着順で参加者を募集している。
定員12人。手拭きタオル持参。参加費は小学生以上2500円。未就学児は保護者同伴で一組3000円。作品を追加して作りたい場合は1点につき500円。問い合わせは0428(25)2578(午前10時~午後4時)同館まで。(佐々木)