環境先進地域として発展を 佐々木教授 「ほっとする西多摩」 森村都議が都政報告 都知事も応援

小池都知事(右)も駆け付けた森村都議(左)の都政報告会 森村隆行都議(都民ファーストの会)の都政報告会が先月30日、青梅市上町のネッツぐーたまセンターであった。「西多摩の長期戦略を考える」をテーマに森村都議、佐々木信夫中央大学名誉教授、小池百合子都知事の話に200人が耳を傾けた。自民党の野村有信前都議、浜中啓一青梅市長、公明党市議らが来賓で出席した。
佐々木教授は、明治維新から続いてきた人口増、所得増、国力増の右肩上がりの社会が転換し、令和の時代は右肩下がりになる。しかも東京への一極集中や1300兆円の国の負債、高齢社会、インフラの老朽化、地震、気候変動による災害など大きなリスクを抱えている時代だと指摘した。
だが、大転換期こそチャンスとし、今後は「生活の質を上げ、豊かに暮らせる楽しい日本をつくる」をキーワードとして提示。こうした時代に「ほっとする西多摩」を掲げ、8市町村が連携し、西の軽井沢、東の西多摩を目指すべきと提案。首都圏のオアシスとして東京一極集中の受け皿にもなると訴えた。
森村都議は東京オリンピック後から2025年までは未来にとって重要な準備の時期になるとし、西多摩には子育て環境が良く、広い住居や自然の中で快適なオフィスが持てる魅力がある。環境先進地域として発展させられるとした。
小池都知事は、多摩振興のために道路整備や女性就労支援などに取り組んでいくとした。野村前都議は「森村都議はしっかり実績を残している」とエールを送った。 (岡村)