御岳に一足早い春 「紅白梅屏風」の展示始まる 玉堂美術館 4月5日まで

「紅白梅屏風」 青梅市御岳の玉堂美術館には一足早い春が訪れている。恒例の「紅白梅屏風」の展示が始まっている。会期は4月2日まで。
屏風は某家の祝事のために描かれたもので、紅白梅の取り合わせは一家の繁栄と秩序を願う心が表れているそう。
白梅の老木は堂々と、紅梅の若木は一歩さがってつつましく描かれている。そこには「梅の花は満開に描くべきではない、寂しいくらいが気品を感じられる」と常々語った玉堂の思いが込められている。
春を感じに御岳渓谷を訪ねてみたい。同市梅郷の吉野梅郷では23日から梅まつりも始まる。
開館時間は午前10時~午後5時。月曜休館。入館料は大人=500円、大学生・中学・高校生=400円、小学生=200円。問い合わせは0428(78)8335まで。(岡村)