東京五輪聖火リレー 羽村で初のリハーサル 女優の石原さとみさんがランナー 沿道沸かす

来月に始まる東京五輪の聖火リレーを前に15日、羽村市などで実際のコースを使ったリハーサルがあった。大会組織委員会などが行った。(岡村)

 同市では午前10時過ぎに式典が始まり、本番と同じ市内の約800㍍をリハーサルのランナーら計4人が走った。トーチに火がついていない点を除けば、本番と同様に行われ、沿道には市民に混じって報道や全国の自治体関係者らが詰め掛け見守った。  
 同市役所前では聖火リレー公式アンバサダーで、女優の石原さとみさん(33)が走り、大声援を受けていた。ランナーの前後には運営本部やスポンサー企業の長い車列が続き、リレーを盛り上げた。石原さんは、「緊張したけど、あっという間で楽しかった。沿道の人に手を振ってもらえ、うれしかった」と話した。
 会場では並木心羽村市長、桜沢修教育長、都町村会長の河村文夫奥多摩町長らの姿があり、リハーサルを真剣な眼差しで見守った。
 東京五輪の聖火リレーは3月26日に福島県をスタートし、121日間で47都道府県を巡る。西多摩では7月12日に檜原村、奥多摩町、日の出町、青梅市、瑞穂町、13日に羽村市、あきる野市、福生市を回る。