小中学生に居場所提供 檜原村 やまっこかわっこ 新型コロナ休校で 

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためとして、突如始まった臨時休校。小学生の子を持つ私は、自宅で原稿を書く時間もあり比較的自由はきくが、それでも難しい顔で私がパソコンに向かう間、子どもはテレビを見たりiPadを見たり…。臨時休校を終えるまでこれで良いのかと迷うし、また同じ悩みを口にする保護者は多い。このモヤモヤを払拭するヒントを得るため、9日から小学生から高校生の子ども(これまでに利用したことがある子どもに限る)を受け入れている、檜原村小沢のNPO法人「やまっこかわっこ」(杉井詩子、清水まみ共同代表)を訪れた。
北秋川のほとりのある同法人のログハウスには、満2歳~就学前の子ども13人が通う。臨時休校が決まるとすぐに子どもの居場所として手をあげ、18日までに中学生3人、小学生6人を受け入れてきた。
「親が仕事の間に来る子もいるし、お母さんも一緒に来て見守りボランティアをしてくれる場合もある」と杉井代表(45)。「預かることが親の助けになっていればいいとは思うけれど、子どもが楽しそうなのが何より。それが親の幸せでもある」とも。
小中学生は幼児たちの手を引いて散歩に行ったり、一緒に鬼ごっこをしたり。普段は一緒に過ごせない世代同士が同じ場で過ごすことで、互いに刺激し合い学び合う。清水代表(54)は「恥ずかしそうに紙芝居を読んで聞かせる中学生と、それをハラハラしながら見守る未就学児たち。優しさで助け合いながら過ごすことはプラスでしかない」と話す。
「多くの子どもが集まることで感染が広がるのではないか」との声もあったそうだ。ただそれは現在学校の代わりに子どもを受け入れている学童保育でも同じ。学童の現場でも急なことに対応に苦慮しているところも多く、子どもが安心していられる場が増えることは現状では望ましい。
「何かしてあげたい」という思いから、子どもの居場所は西多摩の複数の場所で設けられている。「私たちは第二の家族のように、困ったことがあれば助け合って暮らしている。今回の受け入れも当然の流れ。私たちがこうした試みをすることで各地に同じような場ができていけばうれしい」と清水代表。
住民がそこに暮らす子どものために少しずつ力を出し合い、地域が一つの大きな家族のようになる。「地域での子育て」を実現するときなのかもしれない。
やまっこかわっこは入所希望者、体験保育は随時受付中。詳細はホームページ参照。問い合わせはメール(yamakkokawakko★gmail.com)まで。(佐々木)

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