休校に戸惑う高校生をネットで応援 インターネット家庭教師集団ヘルベテ

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オンラインならどこからでも授業を受けることができる

あきる野市乙津のNPO法人インターネット家庭教師集団ヘルベテ(小澤直樹理事長)は、新型コロナウイルスの感染拡大と政府の緊急事態宣言を受け、授業料の支払いを受講者の任意にし、新たにインターネット上での交流会などを定期的に開催して学びの機会を提供している。

同法人は10数人の社会人が集まり、2014年から全国の高校生、浪人生を対象にインターネット上で家庭教師サービス(オンライン授業)を展開してきた。

休校が続く中、同法人には「学校の授業がなくなり不安になった」「予備校も閉鎖してしまった」などの声が寄せられていた。なるべく多くの高校生のニーズに応えたいと、当面6月まで授業料の支払いを受講者の意思に任せ運営していく措置を講じた。

また、会社員や医療従事者など、教育関係者に限らない多くの社会人が指導に携わっているという特徴を生かし、通話アプリ「Zoom」を使い、仕事や経験を語る「オンライン一般教養」を始めた。年齢を問わず誰でも自由に参加できる。日の勉強会では、生命保険会社に勤務経験のある会員が「お金と生き方」をテーマに講演した。

「こういう時だからこそ学びの場を継続させることが大事。まだまだ講座の進行の仕方や、動ける人数が少ないなどの課題もあるが、多様な人が関わる場にしていけたら」と小澤理事長は話している。社会人からは「普段は職場で年上の人と接する機会が多いが、もう一つの生業として若い人を応援することができやりがいがある」などの声が聞かれる。

授業希望はskypehelvete★gmail.com、電話050(3479)6642まで。オンライン講座の情報はHP、フェイスブックを参照。

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