日本フリークライミング協会 御岳などボルダリング人気4地域に寄付金

小澤青梅市観光会長(右)に寄付金を贈る井上事務局長

NPO法人日本フリークライミング協会(川崎市、会員数3200人)は3日、昨年10月の台風19号で被害を受けたボルダリングで人気の高い青梅市御岳など4地域に寄付金を贈った。

日ごろボルダリングで楽しませてもらっていると、会員たちからお見舞いと支援の気持ちが寄せられた。寄付金は青梅市観光協会(小澤徳郎会長)、秋川漁業協同組合(安永勝昭組合長)、檜原村の神戸園(吉野直樹代表)などに贈られた。

青梅市御岳の御岳交流センターであった贈呈式では同協会事務局長の井上大介さんから小澤会長に寄付金が手渡された。

井上さんは「御岳は全国のボルダリング愛好者が集まる場所。岩の難易度を決めた発祥の地です。清掃活動などに役立ててください」とあいさつ。小澤会長は「忍者返しなど人気の岩があり、ボルダリングをする人が増えている。有効活用させていただきます」とお礼を述べた。

寄付金は各地域に5万円ずつ贈られた。

台風19号により御岳では多摩川に架かる橋が流されるなど大きな被害が出た。檜原村では神戸岩周辺のボルダラーに人気の岩に被害が出た。(岡村)