檜原村エコツーリズム推進協議会 安全対策ガイドライン作成 観光客へ「安心して来て」

檜原村エコツーリズム推進協議会(安永勝昭会長)はこのほど、宿泊、外食事業者など6つの業種ごとに新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(指針)をまとめ、各事業者に配布した。

緊急事態宣言解除後は引き続き感染に注意を払いつつ、経済とのバランスをどうとっていくのかが新たな課題となっている。指針作成には従業員の感染予防と観光客に安全をアピールする意図がある。指針は国や都、各業界団体が作成した内容を参考に作った。事業者に実施を強制するものではなく、予防対策に取り組む際に必要な箇所を参考にしてほしいとしている。

エコツーリズムとは、自然や歴史、文化など地域固有の魅力を地域ぐるみで観光旅行者に伝え、理解を得ながら環境保全につなげていく取り組み。村は2016年6月に同協議会を立ち上げ、エコツーリズムを通じて村民に誇れる村づくりを進めてきた。

指針作成にあたり安永会長は「檜原村は観光産業で成り立っている地域。指針を発信することで外の人に『各自業者が自助努力しているので安心してお越しください』というメッセージが伝われば」と話す。(伊藤)