檜原村 ニジマスの甘露煮そば 神戸マス釣場の新メニュー

ニジマスを無駄なく活用した一品
ニジマスを無駄なく活用した一品

 檜原村の神戸国際マス釣場で、ニジマスからだしを取ったそば(1000円)の提供がこのほど始まった。ニジマスの甘露煮が一匹丸ごと載った食べごたえのある一品で、釣場併設の食事処・くうべえ屋で味わえる。

 そばつゆのだしに使うのは、これまで廃棄していたニジマスの頭と尻尾。メニューを開発した釣場スタッフの髙橋広忠さんは「釣場で提供するニジマスのカレーやアヒージョを作る際に廃棄していた部位をどうにか活用できないかと思い、だしとして使うことをひらめいた」と話す。

 だし用のニジマス部位は乾燥機にかけ、焼いてからだしを取ることで臭みを飛ばし、旨味を引き出しているという。

 釣場で製造・販売するニジマスアヒージョの缶詰を使ったペペロンチーノと、缶詰を檜原舞茸とバゲットと共に店内で食べられるメニューも、年明けから新たに開始。料理人の経験を持ち、これまで複数の食事メニューを開発してきた高橋さんは「今後は釣りのお客様に限らず、食事だけの利用者ももっと増やしていきたい」と意気込む。

 営業時間は8時30分〜16時(ラストオーダー15時)。11月〜3月は水曜定休(4月〜10月は無休)。問い合わせは042(598)0132まで。(高野)