奥多摩 山のふるさと村「ごはん cafe やませみ」リニューアルオープン

オリジナルバンズを使った「奥多摩ヤマメのフィッシュバーガー」(数量限定)

奥多摩湖畔にある東京都の自然体験複合施設「山のふるさと村」(奥多摩町川野)内に、レストラン「ごはん cafe やませみ」(内田陽子店長)が6月、リニューアルオープンした。「東京最果てのレストラン」として、奥多摩の大自然を求めて訪れた人たちの憩いの場になっている。

店長の内田さんは青梅市在住で、ピアノの調律師として約30年のキャリアを持つ。2012年ごろからキャンプをするために同施設に通うようになり、施設内で10年ほど営業していた「レストランやませみ」のオーナーとも懇意に。レストランで歌とピアノのコンサートを開催したり、店の手伝いをしたりするなかで、引退を考えていたオーナーから声が掛かり、店を引き継ぐことになった。

ファンの多い「オリジナルキーマカレー」(800円)は先代からレシピを引き継いだ。そのほか「奥多摩ヤマメのフィッシュバーガー」(フライドポテト付き、900円)や手作りコロッケ定食(900円)など、オリジナルのメニューも多数。ケーキやドリンクなどもある(以上、税別)。

明るい日差しが射しこむ店内に立つ内田さん。開店から間もなく3カ月。「地元の方やお客様に支えられています」と感謝する

店づくりにあたり、いつも思い描くのは「『日常の出口、アウトドアの入口』になるような場でありたい」ということ。「車であれば青梅から1時間強の場所に、自然に囲まれた非日常の場があり、さまざまな体験ができます。来店をきっかけに奥多摩を好きになってくださる方が一人でも増えるよう、微力ですが頑張りたい」と話していた。

営業時間は10時~16時半。ランチタイムは11時~14時半(ラストオーダー14時)、ティータイム15時~16時半(同16時)。14時半~15時は休憩。火・水曜定休(8月と11月は水曜も営業)。問い合わせは0428(86)2552まで。(佐々木)