あきる野 友永さんの彫刻展 新作含む木彫約20点国立の画廊岳で

展示作品の「イブの夢―愛の嵐―」

あきる野市深沢の造形作家、友永詔三さん(75)の彫刻展が9日まで、国立市の画廊岳で開かれている。新作を含む木彫約20点が展示されている。

友永さんの作品は塗装をせず木の風合いを生かしたものが多いが、今回初めて一部の作品に色漆を用いた。友永さんの代名詞ともいえる、すらりと伸びた手足が特徴の女性像が、彩色によって一味違った印象を放つ。「天に遊ぶ少女」像や、遊び心満点の鳥の木彫なども展示中。

これまでに個展だけでも100回以上の展示をこなしてきた。今後も10月に相模原市のギャラリー、11月に銀座の画廊、12月に日本橋高島屋と今年いっぱい展示予定が詰まっており、コロナ禍でも引く手あまただ。

このほか明治神宮の縁起物、干支の土鈴の制作も手掛けている。

画廊の展示時間は11時〜18時(最終日16時半まで)。問い合わせは042(576)9909まで。(伊藤)