檜原出身の現代浮世絵師 島﨑さんの個展12日まで

展示作品の「夏の朝」

檜原村出身の現代浮世絵師、島﨑良平さんの個展「東京浮幽女子」が12日まで、ギャラリーMUMON(中央区日本橋)で開かれている。2020年「第32回全日中展・東京書画芸術大展」で外務大臣賞を受賞した「春驟雨に立つ女」などが見られる。

浮世絵の伝統的な題材を扱いながら、時代に即した実感のある浮世絵を描くことを意識する。独特のユーモアや見立てを用いて描写するのが島﨑さんの持ち味だ。

1986年、檜原村生まれ。絵を描くのが好きで、高校で美術を選択。グラフィックデザイン関連の専門学校を卒業後、会社勤めを経て絵の道を志した。手描きの作品を中心に独学で制作に取り組み、2018年から青梅市の水墨画家、白浪氏に学んで技術に磨きをかけている。

展示時間は11時〜19時。日・月曜休廊。問い合わせは03(6226)2555まで。(伊藤)