写真で巡るあきる野の生業 五日市郷土館で企画展

写真からかつての街並みや暮らしの様子もかいま見える

企画展「写真で巡るあきる野の生業」が4日、同市の五日市郷土館で始まった。明治から昭和期に存在した生業について写真集『秋川の百年』『五日市の百年』に使用した写真をもとに構成。時代とともに変わり行く生業を見つめ、今後の暮らしを考えるきっかけになればという。

かつて林業で栄えた同地。大正時代の筏流しや土場、昭和期の「修羅流し」の様子など林業関連の写真が目立つ。このほか養蚕、炭焼き、紙漉きや製氷、鮎漁などの写真合わせて40点が展示されている。

会期は来年3月末まで。9時30分〜16時30分開館。月曜休館。同館では地域に残る古い写真の提供を呼び掛けている。問い合わせは042(596)4069まで。(伊藤)