養沢の山の産物で作品展 木育プログラム「キトコト60」

佐藤代表が「キトコト60」で伝えたい思いを書いた毛筆の展示もあった

あきがわ木工連(佐藤眞富代表)が主催する木育プログラム「キトコト60」に参加する子どもたちや保護者の作品を展示する「もりのぶんかさい」が日、あきる野市の養沢センター音楽堂で開かれた。

「キトコト」は、養沢地区の築200年の民家と周囲の山や川をフィールドに、木に温もりや親しみを感じながら自然と調和して生きてきた日本人の自然観や文化を伝え継ぐプログラム。3歳〜小学生を対象に毎月1回、山の散策や小刀を研いで鉛筆を削るなどさまざまな体験を実施。「子どもたちのために親として何ができるか」を考える「親塾」も行っている。

活動を始めて2年半となる今回、初めて作品展を開いた。養沢の山で集めた落ち葉や木の実を使ったオブジェや押し花、多摩産材の家具や建具などが会場いっぱいに展示された。活動の様子を伝える写真パネルや、山の多面的な機能や生態系について小学5年生の坂谷美代子さん(あきる野市)、青山愛佳さん(調布市)が書いた作文も展示され、注目を集めた。(伊藤)