ラフトボードで青梅の産物を販売 御岳から河辺下まで「川下り行商」

ラフトボードで川を下る参加者たち

ラフトボードに青梅の産物を積み多摩川を下りながら販売する「川下り行商」が18日、青梅市御岳苑地駐車場のすぐ下にある杣の橋から同市河辺下グラウンド間の15㌔で行われた。

昨年9月に次いで2回目。同市御岳駅前の「A-yard」でラフティング事業を営む柴田大吾さん、手作りシフォンケーキをリアカーで引き売りする「ちゃんちき堂」の久保田哲さん、「青梅麦酒」オーナーの武藤一由さんらが企画した。

ちゃんちき堂のシフォンケーキやヤナガワファームの有機野菜の他、同市木野下で採れた有機米、その米で作った甘酒、焼き芋を御岳小橋や釜の淵公園など数カ所で販売した。鍼灸院カラコロ堂を営みながらウクレレバンドでも活躍する青山麻美さんが歌い、「CINEMA made in Ome」代表の本橋あいさんはのぼりを振り船頭を務めた。色づく遊歩道を散策
する地元の人や観光客が手を振り、停泊した際には物珍しそうに近寄ってくる姿が見られた。

柴田さんは「この活動は何か高尚な目的があるわけではなく、人と出会うことを大切に考えている。また、ラフティングを多くの人に知ってもらえる機会になったらうれしい」と言う。

多摩川でリバークリーン(清掃活動)を毎週行う柴田さんは、今回の行商と同じコースで先月、リバークリーンレースを実施。ラフトボートに乗り込んだ選手たちが、どれだけ早く、多くのゴミを拾えるかを競った。

昨年の台風19号により大きな被害を受けた多摩川の復旧活動を、いかに楽しく続けていくか、模索している。(鋤柄)