カレーパングランプリで2年連続最高金賞 「あ・ら・もーど」の秋川牛カレーパン

受賞を喜ぶ野田店主。カレーパンは常に店に並ぶよう日に何度も揚げて追加する

秋川駅北口にあるパンの家「あ・ら・もーど」(野田満由樹店主)の「秋川牛キーマカレーパン」が、ネット投票で人気を競うカレーパングランプリ2020(日本カレーパン協会主催)キーマカレー部門で2年連続最高金賞を受賞した。初出品の「のびーるチーズのほっこりカレーパン」は、別部門で最高金賞を射止めた。

秋川牛カレーパン(税別200円)は、秋川牛を使った旨味たっぷりのキーマカレーをもちもちの天然酵母生地で包んで揚げたもの。売上全体の約2割を占める売れ筋商品だ。かつて経営不振に陥った店の売上をV字回復させた商品でもあり、野田店主(54)の思い入れは深い。

洋食の調理師出身の店主が新たなアイデアを次々に試し、常に改良を続けている。今回の最大の改良点は、カレーに秋川牛スネ肉の煮汁を加え、甘みと旨味を足したこと。「子どもからお年寄りまで皆さんに食べてもらえるよう甘みをプラスしました」という。

「のびーるチーズの~」(同230円)はグランプリに向けて作った新商品。秋川牛カレーにジャガイモのチーズフォンデュとのびるチーズを載せ、同様の生地で包んだ。

営業時間は8時~19時。木曜定休。カレーパンは開店時から揚げたてを提供する。問い合わせは042(550)6505まで。(伊藤)