あきる野「atelier-yobow(アトリエヨーボー)」 クッキー販売再開 12月限定でジンジャークッキー、シュトレンを販売

焼き色のしっかりついたクッキー。白色のスノーボールも硬めの食感

ここまで焼き色のついたクッキーは他店ではあまり見かけない。砂糖は控えめ、低温で通常の2倍の時間焼いた、香ばしくて硬めのクッキーだ。クッキー好きの店主がを20超す定番レシピの中から週替わりで5種類ほどを提供する。

クッキーを販売するのは、睦橋通り下代継交差点近くの喫茶店「atelier-yobow(アトリエヨーボー)」(あきる野市下代継)。店主の大貫三奈子さん(日の出町平井)の両親が、人の集う場所を作りたいと20年ほど前に開業し、5年前、大貫さんが引き継いだ。

クッキーは10数年前、店を手伝っていた大貫さんが焼き始めた。当時はコーヒーに添えて出す品で、販売はしていなかった。客に求められ、数年前から多めに焼いたクッキーを売るようになった。

喫茶は休業中の店内

店はコロナ禍で3月半ばから休業していたが、9月からクッキー販売のみ再開した。

大貫さんが好むクッキーは、一目で既製品とわかるような均一なものではなく、少し不ぞろいで手作り感のあるもの。「お友達が焼いてくれたような素朴なクッキーが好きですが、意外と売っていないので自分で作るようになった」という。

サクッと軽めに仕上げたい時は粉砂糖、固めにしたい時はグラニュー糖など、イメージする食感に合わせて7、8種類の砂糖を使い分ける。家庭用ガスオーブンで、焦げる寸前の時間、温度を見極め焼き上げる。

「クッキー作りはライフワークのようなもの。気に入ってくださるとうれしいし、クッキーを通じていろんな方とお会いできるのが楽しい」と話す。

どれも1袋250円(税込)。12月限定でジンジャークッキー、シュトレンの販売も。営業日時は水曜~金曜の13時~17時。来店時に予約可。電話での問い合わせは受け付けておらず、営業に関する情報はブログに掲載する。(伊藤)