羽村のブドウで赤ワイン 石田さんとヴィンヤード多摩

並木市長(左から2人目)にワインを手渡す森谷さんら

羽村市産のブドウを使い、市内の醸造所が造った赤ワイン「堰ワイン」が昨年暮れに完成し、市内の酒販店などで販売されている。

市内の石田武尚さん(61)が栽培したワインに向く品種「マスカット・ベリーA」を使い、㈱ヴィンヤード多摩(羽村市緑ヶ丘)が醸造した。取締役の森谷尊文さんと専務の中野多美子さんが15日、並木心市長を訪ね、完成したワインを贈呈した。

同市が石田さんと同社にワインの開発を持ちかけたのが始まり。約150㌔のブドウから490㍉㍑入り130本余りのワインができた。

森谷さんによると、「独特の甘い香りとふくよかな酸味がバランスよく溶け合い、軽口のワインに仕上がった」という。品名は羽村の名所「羽村取水堰」から取った。ラベルのデザインは石田さんの親戚が担当。「人気者になれるように」と星の絵」をあしらった。

ワインは1本1800円(税抜)。市内の観光協会、酒販店、同社が営むワインショップ「セラー・ノラボーナ」で販売中。

問い合わせは042(533)6442まで。(伊藤)