青梅の開業に 空き店舗物件を公開 アキテンポ不動産ギャラリー 26日まで

間取り図など基本情報と以前の使われ方を展示

空き店舗物件と開業希望者を結び、商店街の活性化を図る「アキテンポ不動産」が同市本町で1日、始まった。㈱まちつくり青梅(野嵜弘社長)が物件の所有者に直接声を掛け、集まった5軒の情報を26日まで閲覧できる。

2016年にスタートして今年で4回目。対象地域は青梅駅から東青梅駅の間で、今年は商店街に実家のある本橋あいさんがサポートに入り新規開拓を進めた。コロナ禍でテレワークが浸透し、都心部へのアクセスも悪くない同市物件は問い合わせが増えている。店舗物件の所有者は地域活性化に関心はあっても、店舗と居住スペースが一体化している、大家が高齢で対応が難しいなどの理由から賃貸につながらないケースが多いという。

本橋さんは「青梅は商家が多い土地。昔から住んでいる人は新しく事業を始める人に好意的なので、開業には向いている地域だと思う」と語る。同社の田中志緒利さんは「不動産屋には情報は出していないけれど、アキテンポならと任せてくれた大家さんもいます。借主と貸主の良いマッチングができたら」と話した。

営業時間は平日10時~17時。19日、20日に合同見学会を実施。問い合わせは0428(27)2440まちつくり青梅まで。(藤野)