小澤酒造 爽やかな初夏の酒 期間限定「よつは」発売

爽やかなボトルデザインの「よつは」

青梅市沢井の小澤酒造が期間限定酒「よつは」の出荷を3月8日に開始した。昨年、売り出した新商品だ。

小澤家の家紋である武田菱(花菱)の4つの花びらを意味する「よつは」と名付けられた純米吟醸酒は、甘口でさわやかな味わい。フルーティーな香りが、一足早い初夏の訪れを感じさせてくれる。

広報の福岡睦月さんは「アルコール度数もすこし低めで、日本酒がはじめての人にも飲みやすい。日本酒を楽しんでもらうきっかけになればうれしい」というが、甘すぎることはなく、芳醇な香りが日本酒好きを十分に満足させる仕上がりだ。

和食だけではなく、生ハムや、フレッシュな野菜などと合わせるのもいい。

「よつは」の顔であるボトルデザインもさわやかな装いだ。4合瓶よりも縦長の500㍉㍑の白フロスト瓶を使い、ラベルは武田菱をモチーフに、生命力あふれる緑と、酒の甘みを感じさせるピンクを基調にデザインされている。

これまでの小澤酒造にはないタイプの酒を手がけたのは、2019年に34歳の若さで社長に就任した小澤幹夫さん。300年以上の歴史を踏襲しながらも、新しい感覚により生み出された。

8月まで販売予定。500㍉㍑瓶は1078円、1升瓶は2640円。(鋤柄)