秋川駅前 馬い鶏リニューアルオープン 沖縄出身の店主が本場の料理を

麺が自慢のソーキそば

秋川駅前の居酒屋「馬い鶏」が3月22日、メニューに沖縄料理を加えリニューアルオープンした。沖縄県出身の玉城淳也さん(35、あきる野市牛沼)が閉店予定だった店舗を買い上げ、産地直送の食材を使った本場の沖縄料理を提供する。

自分の店を持つことが昔からの夢だった玉城さんは9年間、同店に勤めながら開業資金を貯めた。地元で店を開くため昨年9月に退職したが、沖縄はコロナ禍で観光客が激減。閉店を決めた「馬い鶏」から「店舗を居ぬきで買い上げないか」と声が掛かり、「沖縄に行きたくても行けない人に本場の料理を提供する店を作ろう」と買い取ることに。

メニューは半数が沖縄料理。海ぶどう(780円)は日持ちさせるため海水漬けで仕入れるのが普通だが、食感が悪くなるため収穫後の水から上げたままの状態で仕入れる。1〜2日しかもたないが、プチプチの食感がより楽しめる。沖縄の地酒「泡盛」は店主の好みで選定。糸満市でよく飲まれる「夢航海」など8種類を用意した。

玉城さんは「店を大きくするつもりはないが、長く続けていけたら」と話す。

営業時間は17時〜24時、ラストオーダー23時(金・土は3時まで)一部除きテイクアウト可。電話注文か営業時間中に直接店舗へ。問い合わせは042(595)5669まで。(藤野)