爽やかな夏限定ディナー 奥多摩 はとのす荘で1日から開始

ディナーのスタンダードスタイル

奥多摩町鳩ノ巣駅から渓谷側へ5分ほど歩いた場所にある温泉宿「奥多摩の風はとのす荘」は1日、さっぱりとして爽やかな夏季限定ディナーを開始した。

春夏秋冬の食材を吟味し、食材の持ち味を生かしたイタリアンをシーズンごとにメニューを変えて提供。

先付けのアサリとツナの冷製パスタ仕立てからはじまり、前菜は空豆の冷製スープや脂がのった奥多摩ヤマメの炙り焼き、夏野菜のテリーヌなど、旬な食材を楽しめる。

メインの牛肉を炙り薄くスライスしたタリアータには川口農園(青梅市成木)で採れた新鮮な野菜が添えられる。日替わりの焼きたてパンも人気だ。

女性客が多いこともあり、マンゴーのロールケーキや、グレープフルーツシャーベット、彩り豊かなフルーツ盛り合わせなど、デザートにもこだわる。

宿泊客だけでなく、日帰り客にもランチやディナーを3日前までの完全予約制で提供する。ランチは1650円から。ディナーは5500円から。

はとのす荘は国民宿舎「鳩の巣荘」として1960年に開業。老朽化に伴い、町内を訪れる観光客の多様化に対応できるよう、2015年にリニューアルオープンした。多摩産材を使ったぬくもりある館内からは、対岸の山並みを望むことができる。源泉かけ流しの内湯や、露天風呂では多摩川のせせらぎを聞きながら、ゆったりとくつろげる。

支配人の宮川和志さんは「リピーターのお客様に、毎回新鮮な驚きを与えたい」と話し、提供する料理や、宿泊プランの開発に力を入れている。

客室は27室で、車椅子対応の2部屋も用意。1泊2食付きで1人1万4410円から。問い合わせは0428(84)7123まで。(鋤柄)