弁当や定食にも注力 あきる野 OMUSUBIYAらんか

ボリューム満点の唐揚げ弁当(550円)

3月で2周年を迎えた「OMUSUBIYAらんか」(あきる野市秋川)では、手作りおむすびだけでなく、定食や弁当にも力を入れている。焼き鮭か鯖を選べる朝定食(550円)は、ご飯と味噌汁がおかわり自由。プラス80円で目玉焼きや唐揚げ、納豆などを付けることもでき、働く人たちの胃袋も十分に満足させる。

ミックスフライ、ハンバーグ、中華、とんかつとメインが変わる日替わり弁当(550円)や、カレーライス(480円)も低価格ながらボリューム満点。一番人気は大きな唐揚げが3つ入る唐揚げ弁当(500円)。もつ煮込み(単品400円)や揚げ物を肴に酒を楽しめる。

店を営む「オフィスしみず」の清水るみ社長は「2周年を迎えるのは容易ではなかった」と話す。コロナ以前は同市内で2店舗、昭島駅南口に1店舗のスナックや飲み屋を経営していた。だが、新型コロナウイルス感染拡大により売上は激減。2店舗の閉店を余儀なくされた。現在は秋川駅南口の「Pubsnack蘭花」と「OMUSUBIYA」の2店舗で営業を続けるが、緊急事態宣言下ではスナックの営業はできない。

清水社長は「スナックの売り上げを『OMUSUBIYA』で補填していかなければならない」と昨年からさまざま取り組みを行なってきた。より多くの客に来てもらいたいと、6〜15時、17〜21時だった営業時間を、休憩なしの6時〜21時に変更。今年から年中無休にもした。弁当の配達も行い、市内や日の出町であれば、注文2つから配達する。

清水社長は「コロナが終息するまでは、できることをやって行くしかない。スナックの従業員にも手伝ってもらい、今後はさらに配達などにも力を入れていきたい」と話した。問い合わせは080
(7940)9925まで。(鋤柄)