真木テキスタイルスタジオあきる野市五日市に拠点移し15年 節目の催事9日まで

著名な建築家の中村好文さんが設計を手掛けた竹林shop

手紡ぎの糸で風合いの良い布を織る真木テキスタイルスタジオが港区青山からあきる野市五日市地区に直営店を移して10月で丸15年を迎えた。節目を刻む催事が9日まで、同市留原の竹林shopで開かれている。

真木テキスタイルは、デザイナーの真木千秋さんが手掛ける織物ブランド。共同経営者の田中ぱるばさんと共にインド帰りの2人は1990年、秋川のほとりにあるアパートの一室で事業を始めた。

96年には同市養沢にアトリエを構え、青山でショップを展開。10年後の2006年、竹林に囲まれた約600坪の現在地に竹林shopを建て、都心から五日市に販売拠点を移した。

15周年を記念し限定販売するストール

絹やウールなどの原料の栽培・調達から染め、織りなど製品に仕上げるまでの作業はほぼ全てインドのヒマラヤの麓にある工房で行っている。農夫や職人など40人のインド人スタッフを束ねるのが真木さん。現在帰国中で、イベント期間中、竹林shopに姿を見せる予定という。

今回、15周年を記念しインド茜、ガジュマル、ザクロなどで染めた二重織り小格子ストールを数量限定販売する。また、期間中毎日13時30分から、田中さんによる五日市での15年を振り返る紙芝居が上演される。個性派カフェや、ランチプレートを提供するオリジナルサモサの店も出店。

営業時間は11時~17時。オンライン販売も同時開催。詳細は公式サイトから。問い合わせは042(595)1534まで。(伊藤)