奥多摩 古里図書館の職員の手作り工作キット 子どもたちの流行に

コーナーを囲む職員の小林さん(左)と酒井あかねさん

奥多摩町小丹波の古里図書館に「やってみよう!つくってみよう!」という新コーナーが10月から設置された。ペットボトルのけん玉や、プラ板のアクセサリー、紙の風車など、さまざまなおもちゃが作れるキットを無料で配布。キットは工作本を参考に、職員らが手作りした。持ち帰れば、材料を買い足さずにおもちゃを作ることができる。

コロナ禍でお家時間が増え、外に遊びに行けない子どもたちを楽しませたい、本離れする子どもたちに少しでも図書館に足を運ぶ機会を作りたいと企画した。設置から1カ月経つが子どもたちに好評で、プラ板のアクセサリーキットは小学校のちょっとした流行になっているという。

手作りグミやポテトサラダなど、子どもでも簡単に作れる料理のレシピも紹介している。

職員の小林有香さんは「子どもが『工作したい』と言っても、親は材料を集めるのが大変だという声もあった。気軽に楽しんでもらいたいと職員みんなで材料を用意している。最近は子どもたちが図書館に集まって楽しそうにしている姿も見かけます」と話す。

今後、工作キットの種類を増やして行く予定。西多摩8市町村在住であれば同館を利用でき、キットを受け取ることも可。

開館時間は10時~17時。月曜、祝日休館。問い合わせは0428(85)1621まで。(鋤柄)