展覧会を紹介する新連載 国立奥多摩美術館館長の佐塚さん

今号から国立奥多摩美術館(青梅市二俣尾)の館長であり、美術家の佐塚真啓さん(36)の新連載「奥多摩国立美術館館長の 他の美術館に行ってきた!」が始まります。

佐塚さんは2009年に武蔵野美術大学を卒業。12年に青梅市二俣尾の製材所跡地に友人らと国立でもなく、奥多摩にもなく、一般的な美術館とは言い難い国立奥多摩美術館を立ち上げた。その場所では、不定期で展覧会を開催し、現在5人の作家が各々の制作している。

2017年の六本木アートナイトで行われた「24時間国際人間時計〜アジア編」でのパフォーマンス、18年の銀座蔦屋書店で行われた巡回展「夏はあつい冬はさむい」など、作品を発表するたびに話題を呼ぶ。

今年、4月の絵本制作のためのクラウドファンディングでは、目標金額50万円をはるかに超え120万円以上の支援が寄せられ、2冊目となる著書「風の穴を解く」を出版。8月にはNONIO ART WAVE AWARD 2021で服部一成賞を受賞。

美術とは、言葉とは、世界とは、常に何かを問い続ける佐塚さんの視点から、展覧会を紹介。月に1回ほどのペースで連載予定。お楽しみに。(鋤柄)