あきる野 OWNPがクラウドファンディングで協会設立目指す 植物のメッキ化技術を普及

メッキを施した葉や羽で作ったアクセサリー

 カフェ、ギャラリー、パン屋を併設したOWNP(あきる野市山田)の粂川拓也代表、妻でジュエリーデザイナーの有歌子さん、同店で定期的にワークショップを企画する住吉慶子さんの3人が、EFJ(エレクトリックフォーミングジュエリー)協会設立に向け17〜1月30日、クラウドファンディングで支援者を募っている。

 エレクトリックフォーミングは葉や木の実、石、レース、折り紙などさまざまな物を特殊な液剤に浸け、長時間電気を流すことで厚くメッキを施す技術。3人はEFJの魅力を広め、作家や講師の育成に取り組んでいる。

 同技術は欧米で20年ほど前から用いられており、キット販売もされているが、液剤が劇物であることから国内に輸入できなかった。粂川代表がメッキ加工会社に相談するなどし、一般ユーザーでも扱いやすいようにキットを開発。植物などに加工を施すための下地剤なども研究し、2年の歳月をかけて実用化。現在は月に2回程度ワークショップを開催している。

 寄付額は2300円〜15万円。目標金額は50万円。支援金はキットの制作費として使われる。返礼品は道具一式と、基礎技術からアクササリー制作への応用方法までが習得できる受講期間6カ月のコースや、アクサリー制作の体験コースなど。