あきる野 養沢ヤギ牧場のヤギチーズ 国産チーズコンテストで銅賞

ヤギ牧場を背にチーズを手にする堀さん。子ヤギは14頭に増えた
ヤギ牧場を背にチーズを手にする堀さん。子ヤギは14頭に増えた

 養沢ヤギ牧場(あきる野市養沢、堀周代表)のヤギチーズは、16日に最終審査が行われた「ジャパンチーズアワード2022」の山羊乳部門で銅賞を獲得。主催するNPOチーズプロフェッショナル協会のお墨付きを得た。

 隔年開催される国産ナチュラルチーズのコンクール。昨年、チーズ作りを本格化した堀さん(32)は、初出品での受賞となった。今年は搾乳ヤギを6頭から11頭に増やし、4月から現在までに計6㌧余りの乳を手搾りした。家族の新型コロナ感染や新たに導入した自作熟成庫の扱いに手こずるなどハプニングが続いたが、安定した生産体制が整いつつある。

 堀さんは「タイミングが合わず今シーズン最高の出来のチーズを出せなかったのは少し残念だが、受賞は素直にうれしい。明日からまた頑張れます」と話した。

 養沢ヤギチーズは独特の香りと風味が特徴で、熟成が進むほど味がまろやかになりコクが増す。購入後、自宅の冷蔵庫で熟成過程を楽しみながら少しずつ切って食べるのがおすすめ。

 1個1080円。瀬音の湯、五日市・秋川ファーマーズセンターに12月前半まで出荷予定。     (伊藤)