あきる野市戸倉 カフェかわばた 1月末まで古伊万里展 青と絵付けの美しさ

棚にはさまざまな皿や器が展示される
棚にはさまざまな皿や器が展示される

 あきる野市戸倉の落合橋そばにある築100年以上の古民家カフェかわばた(山﨑正芳オーナー)は、来年1月末まで古伊万里展を開催している。

 伊万里焼は肥前(現在の佐賀県)の有田周辺で焼かれた磁器。伊万里の港から出荷されたことから「伊万里焼」と言われる。中でも江戸時代に焼かれたものを「古伊万里」と呼び、近代作と区別している。

 展示は伊万里の誕生間もない1600年初頭の「初期伊万里」と言われる物から、皿や大鉢、茶器、海外輸出用の絵皿など。

 古美術好きの山﨑さんが約20年かけて収集した器類。古伊万里は大変人気があった時期があったが、現在は骨董市でも見かけないという。山﨑さんは「ひとつずつ陶工が手作業で作り上げた古伊万里は気品があり、青と絵付けの美しさが魅力。ぜひ見ていただきたい」と話す。

 土曜、日曜、祝日の11時〜18時営業。問い合わせは090(1047)5775山﨑さんまで。   (山石)