奥多摩町立せせらぎの里美術館で5月28日まで リニューアル記念の展覧会 西多摩の作家24人が集まる

高野さんが出品したきのこランプ
高野さんが出品したきのこランプ

 奥多摩町立せせらぎの里美術館(同町川井)のリニューアルオープンを記念した展覧会「西多摩の表現者」が5月28日まで、同館で開かれている。1月〜3月に改修工事を行い、4日に営業を再開。西多摩の作家24人が絵画や彫刻、陶芸作品などを展示している。

 海野次郎さん(奥多摩町)の水墨画、石山久輔さん(同)の油画、高野幸雄さん(青梅市)のきのこランプ、外間宏政さん(同)のテディベア、江見高志さん(あきる野市)のブロンズ彫刻など、多様な表現が見られる。

 奥多摩在住作家で作る団体「OACF」(オクタマ・アート・クラフト・フェデレーション)の代表で、参加作家の羽尾芳郎さんは「古民家を一部移築して建てられた美術館の雰囲気を残しつつも、展示しやすい空間になった。町の作家たちとって、今回の改修は創作活動の励みになると思う」と話した。

 美術館担当者は「西多摩地域で数少ない公立美術館。奥多摩だけでなく、西多摩の文化芸術の振興に努めたい。今後も魅力的な展覧会を企画していく」とした。

 開催時間は10時〜17時(最終日は15時)。月曜休館。入館料300円。問い合わせは0428(85)1109まで。(鋤柄)