秋川渓谷 瀬音の湯内レストラン リニューアルオープン do—moが運営 食で人と地域つなぐ

人気が出そうな鮎飯(上)とハンバーグ定食
人気が出そうな鮎飯(上)とハンバーグ定食

 秋川渓谷を代表する観光スポット瀬音の湯(あきる野乙津)内のレストランが19日、「石舟Dining」としてリニューアルオープンした。市内で飲食業、観光事業を行う㈱do—mo(高水健社長)が、地域の食材を生かしたメニューを提供していく。

 コンセプトは「食で人と地域をつなぐ」。秋川牛、鮎、ユズなど地域色のある食材を取り入れた料理に加え、クラフトビールやジェラートは都心部の飲食業者と共同開発。高水社長(33)は「仲間との横のつながりを生かして商品力を高め、キャッチーに地域の豊かさを届けたい」という。

 料理長の上村幸太郎さんは「見た目のインパクト、分かりやすさ、病み付きになるような味付け」を意識しメニュー開発に取り組んだ。大別して麺、定食、丼、釜飯、カレーがあり、鮎の釜飯(1800円)や青梅産豚を使った「石舟鉄板ハンバーグ定食」(1500円)などが人気となりそう。3800円〜6500円で宴会コースも用意する。

 瀬音の湯を運営する同市の第三セクター新四季創造㈱(社長・中嶋博幸市長)がサービス向上を目的に2月15日〜28日、レストランの運営事業者を公募。3社の応募があり、プロポーザル方式で同社を選定した。

 開店前の13日には市幹部や観光事業者らを招いたオープニング式典を開催。料理をふるまい、「辛口の感想」をアンケートに記入してもらった。

オープニング式典で意気込みを語る高水社長
オープニング式典で意気込みを語る高水社長

 式典で高水社長は「多くの人にとって秋川渓谷に訪れるきっかけは瀬音の湯だと思う。そういう場所でレストラン営業ができるチャンスをいただけたことに感謝し、最大限のチャレンジを重ねていきたい」と意気込みを語った。

 石舟ダイニングの営業時間は11時30分〜15時、17時30分〜21時。火曜定休。問い合わせは080(5055)1926まで。(伊藤)