瑞穂町 製茶と直売の西村園 昔ながらの製法、SNS発信も イベント参加でおいしさ伝える

「東京狭山茶を広めたい」と話す西村社長
「東京狭山茶を広めたい」と話す西村社長

 瑞穂町長岡長谷部の製茶と直売の西村園(西村一彦社長)は、5月上旬から製茶作業を開始。今年の冬は気候が温暖だったことから、茶葉の生育は順調。例年より少し早い茶摘みとなった。

 3代目の西村社長は祖父の信一さんから受け継いだ昔ながらの製法で自家栽培する。発酵度合いを変えて狭山茶、紅茶、ほうじ茶などを作り、現代の生活に合うよう手軽なティーパック、粉末の商品も手掛ける。

そろいのパッケージのティーパック商品
そろいのパッケージのティーパック商品

 販売は近隣に留まらず、都内の催事場などに積極的に参加している。イベント会場などの様子をSNSで発信し他業種とつながることも増えたという。「インターネットで情報を発信するだけでなく、各地に出向いて直接、東京狭山茶のおいしさを伝えていきたい」と話す。

 日本茶インストラクターとして、小学校で出前授業などもするほか、公式サイトでは生葉を使ったお茶づくりの方法なども公開している。

 客の要望を受けノベルティーや粗品に使えるオリジナル商品にも対応。各種ギフトセットなども扱っている。

 営業時間は9時〜17時。日曜定休。問い合わせは042(557)0085。(山石)