あきる野市小中野にイタリアンレストラン オステリア アルベリ 熱烈シェフが腕ふるう
イタリアンレストランOSTERIA ALBERI(オステリア アルベリ)が3日、あきる野市小中野にオープンした。観光で五日市のまちを盛り上げたいという店主と、調理一筋に生きてきたシェフによる「見て」「食べて」楽しめる店だ。
一般的な住宅が立ち並ぶ檜原街道で、瓦屋根に白を基調としたモダンな店構えが異彩を放つ。場面に合わせて自在に色を調整できる照明やイタリアのアンティーク家具など、店内にも随所に店主の佐藤洋亮さん(45)の意向が取り入れられている。
佐藤さんは6年前、同市養沢の山の上で1日1組限定のグランピング施設WOODLAND BOTHYを開業。宿の客から帰りに立ち寄れるおすすめの飲食店を聞かれる立場から、「観光的にも楽しめる店」をコンセプトに店づくりに取り組んだ。高校の同級生で、現在は鎌倉市でデザイン会社を営むデザイナーの米田充彦さん、地元のDJ仲間でもある大工の小林真介さん(あのひ工房小林建築)が佐藤さんの思いを形にした。
シェフの武田直樹さん(40)は調理の専門学校を卒業後、洋食を経て好きなパスタを作れるイタリアンに転向。主に都心の複数の飲食店でシェフを務めてきた。佐藤さんとは義理の兄弟の関係。「とことんこだわった料理を作りたい」という心意気と調理の腕を買われ同店のシェフに。妻の麻里江さんとともに店に立つ。
ランチは、サラダ、パスタ、ドリンクがセットのパスタランチ1200円、前菜盛り合わせやデザートが付くコースランチ1680円、シェフの厳選フルコース2980円。ディナーはサラダ、前菜、パスタのほかメインは秋川牛のロースト(2480円)など。
営業時間はランチ平日11時30分〜14時30分、土日は15時まで。ディナー17時〜21時。月曜定休。問い合わせは042(588)4888まで。(伊藤)