あきる野、福生の小学校17校へ お金のプロが選書 書籍寄贈 「お金の大切さ学んで」

RISURU文庫の書籍を手に取る子どもたち
RISURU文庫の書籍を手に取る子どもたち

 多摩信用金庫(立川市、金井雅彦理事長)は10月より、お金の大切さを学べる書籍20冊セットを多摩地域の小学校の図書館に寄贈する取り組み「たましんRISURU文庫」を開始した。寄贈先となったのは10自治体194校で、西多摩地域ではあきる野市10校、福生市7校に書籍が寄贈された。

 同金庫の創立90周年を記念した事業。子育て中の職員らが「子どもたちがお金に関する知識を身につけ、豊かな人生を送れるよう支援したい」と企画したという。書籍の内容は、お金の大切さを説くものから、資産運用、投資、節約術など多岐にわたる。同事業を企画した職員は「金融リテラシーの高さは生きる力と深い関わりがある。子どもの頃から正しい金融教育を行うことは欠かせない」と話す。

 RISURU文庫は寄贈先の小学校図書館のほか、多摩信用金庫が運営する相談窓口「すまいるプラザ」でも閲覧できる。(高野)