青梅の観光PR動画 ネット投票で1位に 青梅ブルーの取り組み評価

受賞作は夏編、秋編に次ぐ3作目
受賞作は夏編、秋編に次ぐ3作目

 青梅市の観光PR動画「心躍る、春が来た」が、このほど日本地域情報コンテンツ大賞の読者投票動画部門で最優秀賞を受賞した。「青梅ブルー」のロゴマークや青色を使って青梅の認知度を高めるプロモーション活動の一環という。

 コンテンツ大賞は日本地域情報振興協会が主催。受賞動画はインターネット上で一般の人が投票する読者投票部門で、2位を800票以上上回る1704票を獲得し最高位に輝いた。若い女性2人が青梅市内の花の名所や文化財、飲食店などを巡る様子を3分ほどにまとめた。画面の隅に青梅ブルーのロゴが配置されている。

 青梅ブルーの取り組みは2017年12月に始まった。青梅のシンボル梅の花をかたどったマークと、江戸時代に青梅で織られていた「青梅縞」のブルーを市民生活や事業に取り入れてもらうことで観光振興や地域活性化につなげようというもの。

 ロゴや色味は「青梅の信用・品位を害さない」など常識的なルールを守りさえすれば青梅ブルーの公式サイトからダウンロードして自由に使用できる。この手軽さから自社製品のパッケージや団体のユニフォームなどに青梅ブルーを取り入れる事例が増え、10月末時点の利用事例は200に上る。

 担当の地域プロモーション課職員は「最近では店舗の外装に青梅ブルーを使用する事例も出てきました。こうした地域プロモーションの結果として動画が評価されたことは大変うれしい」と話している。

 動画は来年3月の梅まつりに合わせ活用を進めていくという。YouTubeの「Ome Blue東京青梅観光動画チャンネル」で視聴できる。(伊藤)