寄稿「モノレールを呼ぼうあきる野の会」設立1周年に寄せて 2月18日にシンポジウム開催
「官民一体の誘致活動を」会長 網代和夫
「モノレールを呼ぼうあきる野の会」は11月6日に設立1周年を迎えました。
多摩都市モノレールの瑞穂への延伸が決まったことを受け、1980年代に起草された多摩都市モノレール構想の実現に向け、瑞穂からあきる野への延伸実現を図ろうと、準備会を経て本会設立に至りました。
延伸実現には15、16年ごとに行われる国の交通政策審議会答申に計画が盛り込まれる必要があります。次の審議会は2031年か32年の見通しで、それまでに地域住民の機運醸成の高まり、官民合わせた誘致運動と意志が求められます。
ただ実際は、あきる野の手前の羽村市でも誘致運動は盛り上がりに欠ける状況です。両市の共通課題は、交通審議会以前の2028年頃をピークに運動をどう盛り上げていくかということです。
緑溢れる清流都市「あきる野」に多摩都市モノレールが走り、若者をはじめ人が行き交う街を想像するとぞくぞくします。
少子化による人口減が大きく立ちはだかり、新たな交通化計画は隔世の感がありますが、モノレールが走ることで定住化や企業の進出も期待でき、あきる野市長の一丁目一番地の政策にも合致すると考えます。さらに都心一極集中からの分散など東京全体の活性化に結びつくとも考えられます。
本会としても、今後の中長期の活動方針を明確にするとともに、官民一体となった活動の盛り上げがなされるよう真摯に取り組まねばならないと考えます。
モノレール走るとどうなる?
1周年記念シンポジウム 2月18日 あきる野ルピアで
「モノレールを呼ぼうあきる野の会」は設立1周年を記念し、来年2月18日に「モノレールで私たちの生活はどう変わるのか」をテーマにシンポジウムを開催する。会場はあきる野ルピア3階のルピアホール。時間は14時〜16時。
モノレールがあきる野を走るとどんな街になるのかを地域住民にイメージしてもらい、誘致の機運醸成を図る。講師は明星大学建築学部で交通工学・国土計画などを教える西浦定継教授。
入場無料。申し込み、問い合わせは042(559)4511またはファクス042(559)3282(住所、氏名、連絡先明記)あきる野商工会内の事務局まで。1月31日締め切り。