「東京しゃも」地理的表示産品に登録

a67688fb800eb605301c7057cd70dbe6-1024x683 東京しゃも生産組合(浅野良仁代表、あきる野市菅生)の「東京しゃも」がこのほど、農林水産省の地理的表示(GI)産品として登録された。
地理的表示は2015年に制度化された。地域で長年育まれた特別な生産方法で高い品質と評価を獲得している農林水産物、食品の名称を、品質の基準を含め国に登録し、知的財産として保護する制度。これまで但馬牛や夕張メロンなど79品が登録されている。鶏肉では「奥久慈しゃも」に次いで2例目。
江戸の食文化として伝わる軍鶏鍋に適した鶏の復活を目指し、1971年に江戸の軍鶏の血を引く子孫を旧東京都畜産試験場に集めて飼育。83年に三元交配様式を確立し、85年から「東京しゃも」のブランド名で流通に乗った。
同生産組合はあきる野市2戸、青梅市1戸、立川市1戸の養鶏農家で構成され、年間出荷羽数は2~3万羽で推移している。 (岡村)