地産地消ディナー初開催 青梅の有機野菜農家 13日、カフェころんで 農場から食卓へ 「食べる」体験で魅力発信

西の風ロゴ1 青梅市今井・小曽木地区で有機野菜を栽培しているヤナガワファーム(柳川貴嗣代表)と繁昌農園(繁昌知洋農場長)は13日午後5時半~9時、同市本町のカフェころんで「おうめの野菜を食べておうめの農業を知る Farm to Table Dinner(ファームトゥテーブルディナー)」を初開催する。30人限定の特別イベントで、若干名の参加者を募集している。
「ファームトゥテーブル」は日本語に直訳すると「農場から食卓へ」の意味。地元の農場で採れた新鮮で安全な食材を仕入れ、食卓で提供するという「地産地消」をコンセプトにしたダイニングスタイルのことをいう。アメリカで生まれたスタイルで、日本でも広まりつつある。
今回のイベントではこのコンセプトに沿い、ヤナガワファームと繁昌農園の採れたて野菜を使ったフルコースを提供する。また小澤酒造(同市沢井)の日本酒も振る舞うほか、武藤治作酒店(同市木野下)のオリジナルクラフトビール「VEPER(ベイパール)」も用意する。
イベント中には、柳川代表と繁昌農場長が実際に取り組んでいる「安全で安心な野菜作り」や、「環境にやさしい農業」「青梅の自然を生かした栽培方法」などを紹介。また土壌の専門家、加藤哲郎さんを招き、優良だといわれている青梅の土壌について話を聞く。
「青梅でどういう人がどういう野菜をどういう思いで作っているのか、ということは地元の人でもなかなか知ることができない」と現状を話すイベントプロモーターの本橋あいさん。「今回のイベントでは、実際に地元の野菜を『食べる』という体験を通して、青梅の農業の魅力を伝えたい。参加された30人の方がその魅力を多くの人に伝えてもらえるようなイベントにできたら」と話している。
参加費5400円(税込み)。問い合わせはat.ome.tokyo★gmail.com本橋さんまで。    (佐々木)

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