吉川英治記念館 指定管理者を募集 22日まで申請を受け付け 9月の「英治忌」に再オープン
青梅市は、公益財団法人「吉川英治国民文化振興会」から寄贈された同市柚木町の「吉川英治記念館」=写真=の指定管理者を募集する。15日〜22日に申請を受け付け、市指定管理者選定委員会による審査を経て、候補者を選定する。7日には施設見学会を実施した。
同館は、吉川が1944年3月〜53年8月に過ごした屋敷と展示棟などで構成されており、同振興会が77年に開館した。「宮本武蔵」や「鳴門秘帖」などの自筆原稿や初版本、取材ノートなど計約1万2000点の資料を収蔵している。
92年の約17万人をピークに来観者は減り続け昨年3月で閉館した。同市に寄付を申し出て、市が承諾。9月7日の「英治忌」にリニューアルオープンを予定している。(岡村)