柳丸西分工場直売店オープン 青梅せんべいの味守る

IMG_2309 青梅せんべいや創作和菓子の製造・販売を手掛ける柳丸(加藤栄次郎社長、本社・青梅市野上町)の西分工場直売店(同市西分町3‐104)がきょう28日オープンする。30日までの3日間、全品2割引きで販売する。
青梅せんべいは青梅にちなんだ梅花型が特徴。卵、小麦粉、砂糖を主原料とした素朴ながらコクのある味わいで昔からファンが多い。柳丸は誕生して100年を超える青梅せんべいの味を守ってきた。
工場直売店は1月に閉店した青梅の老舗和菓子店「まちだ」の施設を引き継いだもの。野上町の本店から生産設備と事務所を移し、今後は徐々に生産拡大を図る方針だ。
「まちだ」のほか、一昨年は東洋米菓が八王子市に移転。青梅市の菓子業界に秋風が吹く中、柳丸では先代の辰男さんの背を追い、次男で社長を継いだ栄次郎さんら4兄弟が青梅せんべいをはじめ、焼き団子、カステラバームなどの生産に情熱を傾けている。
IMG_2306 栄次郎社長は「野上と今井の工場を西分に集約し、工場直売店としてオープンしました。青梅せんべいの伝統を守り、地元の人にも観光客の皆さんにも喜んでもらえるようこれまで以上に精進します」と話している。
工場直売店の営業時間は午前9時~午後4時。日曜定休。問い合わせは0428(22)5349まで。(岡村)