瑞穂町 花多来里の郷 カタクリ20万株が群生 見ごろ

SONY DSC 瑞穂町駒形富士山のさやま花多来里の郷で14日、今年初めてカタクリが開花した。その後続いたうららかな気候に誘われて、20日には40株ほどが開花。次々と可憐に花を咲かせている。
同地は約3000平方㍍の雑木林一面に約20万株のカタクリが群生している。斜面一帯を覆いつくすように咲く様子を一目見ようと、例年多くの見物客が訪れる。
同地は2011年から同町が管理しているが、それ以前は前所有者の宮﨑家が守っていた。1975年ごろから先代の宮﨑栄蔵さんが下草刈りなどの手入れをし、当初は畳1枚分ほどにのみ咲いていたカタクリを守り育ててきた。その偉業に敬意を込め、敷地内に整備されたデッキは「宮﨑テラス」と名付けられている。
開花状況は瑞穂町観光情報サイトで確認できる。「いってみんべぇ~ みずほ」で検索を。問い合わせは042(557)7659同町まで。
5月6日まで、みずほ山野草ウィーク
名所めぐるスタンプラリーも
庭園に山野草が数多く植栽されている耕心館と隣接する同町郷土資料館けやき館は5月6日までを「山野草ウィーク」とし、期間中さまざまなイベントを開催する。両館と花多来里の郷、みずほエコパーク(同町箱根ヶ崎)をめぐるスタンプラリーも実施する。
耕心館では来月9日~5月6日に企画展「染工房シゲタ草木染展 心躍るボーダー柄」を開催。来月14日には講座「山野草の植替え」(材料費1000円)、同21日には「器をリメイク!植木鉢づくり」(参加費1000円)も開催する。講座はいずれも午前11時~12時半、定員10人。来月3日から予約を受け付ける。けやき館では来月21日までパネル展「万葉集と山野草」を開催する。
また同27日午前11時~午後2時、両館で「山野草まつり」を開催。みずほマルシェや山野草ガイドツアー(午後1時~)を予定している。
問い合わせは042(568)1505耕心館まで。(佐々木)