西多摩レモンに注目 あきる野産、青梅産 販売中

中村さんのあきる野レモン
実のつきは今年が最高

収穫に忙しい中村さん

 あきる野市伊奈の中村義明さん(80)は、JAあきがわ五日市ファーマーズセンターにレモンを出荷している。12月上旬から収穫し始め、すでに200個ほどをもいだ。

 8年前、レモンの苗木を近くのホームセンターで見つけ、3本購入したのが始まり。畑の一角に植え、4年前から収穫できるようになった。

 レモンは寒さに弱く、2本は枯れてしまって今は1本しか残っていないが、樹高は3㍍ほどあり、現在も枝が垂れ下がるほどたわわに実がなっている。「地元のレモンは評判がよく、実のつきは今年が最高で当分収穫できそう。木を増やしたいので、寒さでやられないよういろいろ試しているところ」と笑顔で話した。

 1月末まで出荷予定。価格は2個入り250円。問い合わせは042(596)2805中村さんまで。(山石)

 

防腐剤、ワックス不使用
吉野園の青梅産レモン

 吉野園(青梅市新町)では防腐剤、ワックス不使用の「青梅産レモン」を生産している。生産者は吉野花子さん。家族と従業員合わせて4人で約50本のレモンの木を育てている。

 元来ブルーベリー畑を営み、レモンを始めたのは3〜4年前から。種類は酸味が少なくまろやかなマイヤーレモンほか2種類。

 レモンは寒気に弱く、東京では栽培が難しい。今年はこれまでと比べ、小ぶりの実が多くなったという。「レモンはまだ始めたばかり。おいしいレモンをたくさん作れるよう、これからも試行錯誤していく」と吉野さんは話した。

 価格はJA西東京グリーンセンター(同市梅郷)で、直径約5㌢の実が3個250円。今年の収穫はすでに終了しており、出荷分は直売所ほか園芸センターで販売している。(藤野)