餃子屋らしくない餃子屋目指す 餃子カフェ「TUMUGU」 JR秋川駅近く

OLYMPUS DIGITAL CAMERA JR秋川駅から徒歩3分にある「ぎょうざ&キッチンCAFE TUMUGU」(あきる野市雨間)は、餃子をカフェ空間で味わうという独自の路線で客層の拡大を図っている。
店を営むのは日の出町平井出身の荻野純洋さん(38)と妻の琴美さん(35)。共に飲食業界で働いていた。結婚し「自分たちの店を持つこと」が夫妻の夢となり、6月に同店をオープンした。
餃子をメーンにした理由は「妻が作る餃子がおいしかったから」と純洋さん。単純な動機からだが、清潔でゆったりした空間づくりに力を入れ、他の餃子店との差別化を狙っている。
口コミで評判が広がり幅広い客層が来店。目的も食堂として利用する人、カフェとしてお茶を楽しむ人、餃子をつまみにお酒を飲む人の3つに大別されるという。「一般的な餃子屋は、店の中が汚く油ぎっているような印象を受ける。当店は清潔さを大事にして女性1人でも安心して入れる居心地よい空間を目指した。客それぞれが目的に合った楽しみ方をしてくれれば」と琴美さん。
メニューはつむぐ餃子5個(450円)、こだわりの紅茶3種(各350円)、生ビール(500円)など。純洋さんは「餃子皮を使ったアップルパイ(350円)やブランデーと店で仕込んだ生姜シロップを使ったジンジャーハイボール(550円)が一押し。ぜひ味わってください」と話している。
営業時間は午前11時~午後3時・午後5時~9時。月曜・火曜・第3日曜日定休。042(595)5063。(小澤)