工房「BUTLER」 生活に寄り添う良質な家具を

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 無垢の木を使ったオリジナルの家具を作ってみませんか―そんな素敵な提案をする家具工房「BUTLER(バトラー)」(森井隆介代表)=青梅市本町=が旧青梅街道沿いに9月オープンした。ショールームも併設した工房で、森井さん(38)が一人で丁寧な家具づくりを日々行っている。
森井さんは神戸出身。東京の大学で美術を学んだ後、昭島に工房のある家具メーカーに勤務し、青梅に住み始めた。勤務10年を経て独立を検討した時、居住する青梅で工房を構えたいと考えたという。店舗を探す中で最初に紹介されたのが、元は印刷工場だった現店舗で、一目見て気に入った。
「工房を構えようとする時、人里離れた山の中か、街中かという選択がある。山の工房はスペースの自由度がある反面、人との接点が少ない。この店舗は、スペースの確保と人との接点、その両方を叶えている」と森井さんは話す。観光客や、近隣の人が興味を持って立ち寄ってくれる。そのほどよい接点が心地良いという。
スツールや棚、テーブルなどから、大型の店舗什器まで幅広く注文を受ける。こだわるのは、無垢の良質な素材と、シンプルで機能的なデザイン。その人の生活に寄り添い、そっとお手伝いをするような家具づくりを―店名「バトラー=執事」にはそんな思いを込める。カッティングボード、フォトスタンドなど小物もあり。
問い合わせは0428(78)3592まで。(澤村)