包丁1000円からお任せを 研ぎ師 開業 青梅市 鴻井紀夫さん

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 青梅市天ケ瀬町の鴻井紀夫さん(27)は、3カ月前に研ぎ師として開業した。屋号は「いずも」。青梅市内の商店の店先などで、切れ味の悪くなった包丁などを研ぐ依頼を受け付けている。
鴻井さんは、大学を卒業後、遊園地で働いていた。もともと、自分の身一つで事業をやりたいとの思いを持っていた。「何をしようか考えていると、包丁なら各家庭に必ずあり、包丁を研いでほしいという需要は時代に関わらず一定数あるのでは」という結論に至ったそうだ。
思い立つと早速、台東区浅草にある東京研磨マイスター学院に通い、350時間~400時間の講習を受けた。「刃のばらつきと持ちが、素人の研ぐのと研ぎ師が研ぐのでは全く違う。ぜひ任せてほしい」と話した。
開業以来、顔見知りの客などが徐々にできている。「まずは、市内でおなじみの研ぎ師になることが目標ですかね」と話した。
料金は1本1000円~。新品の包丁も販売中。問い合わせは080(5977)9236「いずも」まで。(小澤)