檜原村特産「じゃがいも焼酎」 村内で製造へ 国家戦略特区に認定

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ジャガイモのほのかな香りと口当たりの良さで人気

東京圏国家戦略特別区域会議が先月26日、都内で開かれ、檜原村特産の「じゃがいも焼酎」の製造など、都が提案した7件を国家戦略特区の認定事業とすることが了承された。近く開かれる国家戦略特別区域諮問会議(議長・安倍晋三首相)で、正式に認定される見通し。
ジャガイモ栽培が盛んな同村では、2006年から特産の焼酎を製造・販売。ジャガイモのほのかな香りと口当たりの良さで人気を集めている。ただ、酒税法では、製造免許取得のために相当規模の施設が必要なため、製造は村外の事業者に委託している。
特区の活用で免許要件が緩和できると、村内製造が可能になる。村では製造施設の建設に向け、今年度で基本設計を行い、来年度で建設。2021年度の稼働を目指している。施設は焼酎づくりの見学や直売を行うなど新たな観光拠点にもつながる。  (岡村)