ビューティサロン・ライト閉店 青梅駅前で4代、70年 顧客に惜しまれて

店の名の通り明るく楽しい店だった「ライト」
店の名の通り明るく楽しい店だった「ライト」

青梅駅前で70年、4代続いたビューティサロン・ライト(Light)(青梅市本町、和幸ビル内、栗原郁夫店主)が4月30日で閉店した。

来年1月から始まる青梅駅前再開発に伴うビル取り壊しや店主夫妻の高齢化などが閉店の主な理由で、早すぎる閉店を惜しむ声が聞こえた。

ライトでパーマをかけると「1週間は持ちが違う」、セットは「顔が映える」、雰囲気は「明るく楽しい店」とファンが多かった。

店主の栗原さん(73)は「年内までやってほしいとの声もあり、そのつもりになったところに新型コロナが降ってわき、予定通り4月いっぱいで閉めました」と語った。

栗原夫妻は14日に従業員3人に感謝するお別れ会を開いた。「私が店へ入って52年間、店を引き継いでから数年。店の名の通りお客様に明るく楽しく過ごしてもらえるように心掛けてやってきたつもりです。従業員の皆さんに本当に感謝あるのみです」とあいさつした。

ライトは4代続いたが、親きょうだいの関係ではなく継がれた店だった。初代が1950(昭和25)年に青梅駅前の映画館「青梅大映」横で開業。その後仲町で2代目が引き継ぎ、3代目が昭和40年代初めに駅前開発でできた現在の和幸ビルに移転した。

4代目の栗原店主は1968(昭和43)年、21歳のとき五日市の生家の栗原家から美容室3代目ライトを経営する親戚の栗原家へ養子に入った。

栗原さんは日本美容専門学校(新宿区)で資格を取り、30歳を少し過ぎて京子さんと結婚。昭和の終わり、40歳のころ店を引き継いだ。

栗原店主は「70年続いた店を自分の代で閉めるのは感慨深いが、精いっぱいやったので悔いはない」と振り返った。

今後は青梅市書道連盟や青梅市文化連盟、地域の自治会の仕事などの傍ら、好きな山歩きを楽しみたいと話した。(吉田)