あきがわ木工連が木育プロジェクト 親子で東京の木に親しむ

曲がった雑木を組み合わせて川に橋をかける参加者ら

あきがわ木工連(佐藤眞富代表)主催の「キトコト60親子木塾」が21日、あきる野市養沢であり、府中市、調布市など都内の親子15組ほどが参加した。

「キトコト60」とは、スギが成木になる60年後の東京の子どもたちにも、木と暮らせる未来を残したいという願いを込めた木育プロジェクト。木工連が事務所を置く築200年の古民家とその周辺の山、川をフィールドに親子で木に親しむイベントを開催している。

今年度初のイベントに参加したのは2歳から小学5年生までの子どもと親たち。子どもたちは古民家の裏山から切り出した雑木と板を使って前の川に橋をかけた。重い木を運ぶのに協力したり、曲がった木を組み合わせて動かないよう工夫したりした。大人は工具を使って本格的なデッキ作りに熱中した。

企画者の佐藤代表は「単純に自然と親しむだけでなく、そこから一歩踏み込んで、東京の山や環境について親子で関心を持ってもらえる催しにしていきたい」と話す。

木塾は今後も毎月開催予定。スケジュールは公式サイトを参考に。問い合わせは042(519)9343まで。(伊藤)